ラジカル塗料とは?優れた性能を誇る新しい塗料について知ろう!
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ラジカル塗料とは?
従来の樹脂系塗料は紫外線に弱く、成分に含まれる酸化チタンは太陽光に晒されると塗料が劣化してしまいます。酸化チタンは、ベージュやホワイトなど淡い色を調色する時に用いられる白色顔料です。ほとんどの樹脂系塗料に酸化チタンが使われています。
ラジカル塗料は酸化チタンの代わりに「ラジカル制御型の酸化チタン」「HALS」を用いています。そのため、従来の樹脂系塗料に比べて耐候性が高く、塗膜の劣化を遅らせることができます。比較的安価で施工でき耐用年数が長いことらから注目を浴びています。
ラジカル塗料を使うメリットやデメリット
ラジカル塗料のメリットは、耐久性やメンテナンス性に優れていることです。シリコン塗料の耐用年数は8〜13年ほどですが、ラジカル塗料は10〜16年となっています。劣化を防ぎ、長い間建物のを保ってくれます。また、ラジカル塗料は防汚性や防カビ性にも優れています。
ラジカル塗料のデメリットは、カラーバリエーションが少ないことです。酸化チタンは白色顔料のため、黒や濃紺などの濃い色は調色が難しいため、ホワイトやクリーム系などの淡彩色が多く、ほかの塗料に比べて選べる商品が限られます。
ラジカル塗料を用いる際に注意するべき点
ラジカル塗料は、シリコンやフッ素などの樹脂系塗料に、「ラジカル制御型の酸化チタンを混ぜん込んだ」ものです。なんの樹脂をベースとしているかによっても、耐用年数が変わってきますので注意しましょう。耐用年数は、アクリル・ウレタン・シリコン・フッ素・無機の順に長いです。