耐久性が高い塗料のフッ素塗装

フッ素塗装の特徴は?

フッ素塗料とは、蛍石を原料としたフッ素が配合された塗料です。身近な生活用品ではアイロン、フライパンなどにも使われています。
特徴は下記のとおりです。

■耐久性について

フッ素塗装の耐久性は、格段に高いです。ウレタン系塗料なら6~9年、そしてシリコン系塗料なら10~14年が耐久年数となります。これに対し、フッ素塗装なら14~20年の耐久年数があります。

■耐熱性について

フッ素・シリコン・ウレタンともに、断熱、遮熱性能を備えた塗料があります。耐熱性においてはフッ素塗料が一番よいです。結合力が強いことから紫外線や太陽光にも強いといえます。

■防藻&防カビ性がよい

防藻・防カビ性とは、藻やカビが生えにくくする性能のことです。または日当たりがよくない場所なら、フッ素塗装を積極的に取り入れたいものです。

■親水性

親水性が高ければ、外壁が汚れても接着面に水が入り、雨水と一緒に流れて落とせます。低汚染塗料とも呼ばれていますが、近年では、さらに進歩して「超低汚染性」と呼ばれる塗料もあります。

■防水性

水の侵入を防ぐ性質です。雨漏りなどの原因となります。フッ素塗装なら防水性が高いため安心して利用できます。

フッ素塗装のメリット・デメリット

ここではフッ素塗装のメリットと、デメリットについてまとめています。

■メリットについて

メリットは耐熱性・耐久性にすぐれ、長く持つということです。将来的に塗り替える回数が減るため、コスパがよいと言えます。また、独特の光沢感があるため、新築のように美しい外観を保つことができます。

■デメリットについて

フッ素系塗料は、一般的には1㎡につき3,500円~が相場となっています。ウレタン塗料は一般的な1,500円からとなっています、そしてシリコン塗料は2,200円。フッ素塗料はほかの塗料に比べると高めというのがデメリットです。

フッ素塗装が向いている建物

フッ素塗装がよく用いられているのが、商業施設、またビルなどといった大きな建物です。大型建造物を塗り替えるのは時間と費用がかかるため、塗り替えが少なくなるようフッ素塗料が用いられることが多いです。

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